導入事例

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第11回
特定非営利活動法人
日本障害者スキー連盟

特定非営利活動法人日本障害者スキー連盟様は、スノーボードを含めた障害者のスノースポーツを統括し、日本を代表する唯一の団体として、障害者スノースポーツの普及・振興、競技力の向上はさることながら、 障害者の社会参加を促進し、活力ある共生社会の創造と世界平和の発展のため、精力的に活動されています。
数々の大会で偉業を成し遂げられている選手の皆様を輩出されている一方、互いを認め合う文化の創出が課題の一つと認識されており、ダイバーシティ推進の取り組みの一施策として、今回はダイバーシティ研修を導入いただきました。 これまでの活動、研修導入の背景や効果、今後の取り組みについて、ダイバーシティ委員長の鹿島様と常任理事で強化本部長の大日方様にお話を伺いました。

スポーツを通じた明るく心豊かな社会の実現への貢献のため、多様な視点による多様な価値観への理解を深める

連盟理事 ダイバーシティ委員長
鹿島 忍 様

wiwiw これまでのダイバーシティ推進への取り組みについて教えてください。

鹿島様 日本障害者スキー連盟では、行動規範のもと、以下を一人ひとりに意識付け、行動するよう取り組みを続けてきました。

  • 差別を行わず、人権を尊重し、平等に対応すること
  • それぞれの立場を利用したハラスメントの禁止
  • スポーツを通じて明るく心豊かな社会の実現に貢献すること


これまでもパワハラやコンプライアンスに関する研修を実施してきましたが、「人権を尊重し、多様な視点による多様な価値観への理解を深めることの重要性」については、連盟全体での専門研修の開催はなく、理解浸透への課題はありました。
例えば、対等で信頼関係が重要である指導者と選手間の関係性一つをとってみても、スポーツ界ではまだ課題もあるかと感じています。 日々練習を一緒に行うため、コミュニケーションは活発ですが、互いに認め合うこと、ダイバーシティへの真の理解がなされることで、選手達のさらなる活躍、スノースポーツの普及、スポーツを通じた社会への貢献が進むと考えています。

ダイバーシティ推進研修を実施して

研修の概要はこちら

wiwiw ダイバーシティの理解浸透ため、連盟の皆様へ研修を実施させていただきました。企画にあたって、どのような点を意識されましたか?

鹿島様 研修の企画にあたっては、①参加者が自分事として捉えられること ②いかに関係者を巻き込み、実施の重要性を発信するかを意識しました。
参加者には、より自分事として捉えてもらいたく、グループワークや感想を共有するといったアウトプットを入れるようにしました。講師には、同じスポーツ界でアスリートや委員、理事として活躍された実績を持つ方をご紹介いただけたため、導入や受講に対するハードルは大きく下がりましたし、研修受講後の納得感も大きかったようです。
また、研修の導入、周知を円滑に進めるため、ダイバーシティ委員会メンバーと一緒に、参加者に理解を深めてもらいやすくするための言葉の選定やコンテンツ構成などを工夫し、事務局長や強化本部長など、役職員や各チームメンバーのキーマンとなる人に協力いただきながら、推進力を高めていきました。

研修の様子


wiwiw 研修を実施後、委員会としての気づきや反応、受講者からの感想はいかがでしたか?

鹿島様 役職員・選手・スタッフなど、75名もの多くの方の参加いただき、実施後のアンケートからも、非常にポジティブな意識変化をもたらすことができたと感じています。

<受講者の感想の一部抜粋>
  • コミュニケーションが多くとも、ただコミュニケーションをとっているだけではだめだという気づきを得た。
  • 自分の意見を持ち寄りやすい(心理的安全性の高い)環境づくりには、何事も一歩進めることが重要だと思った。今回の研修は、連盟の素晴らしい資産になったと思う。
  • グループワークを通じて、思い込みや、お互いに話してみないとわからないことが多くあることがわかった。
  • お互いを尊敬し合うことが重要と感じた。チーム全体でスタッフも選手も尊敬することが大事である。

特に、連盟関係者のD&Iに関するリテラシーの向上は、今後の連盟の行動規範に基づく活動への寄与や、D&Iを意識した行動による組織活動の活性化にもつなげることができると感じました。 また、こうした施策は一度や二度では意味を成しません。今後も一人ひとりの持続的な行動を促すため、継続的な学習やコミュニケーション機会の提供などが必要と考えています。

wiwiw 今後についてのお考えをお聞かせください。

鹿島様 日本障害者スキー連盟に所属する役職員やコーチ・スタッフ、そして選手の皆さんが一同に集まり、ダイバーシティという一つのテーマについて学ぶ研修は今回が初めてとなりました。 参加いただいた皆さんの感想からも、それぞれの立場から相手を尊重し、融合することでより強くしなやかな組織が醸成されていくことを確信できました。
今回のダイバーシティ研修で、コミュニケーションが活発であるだけではイノベーションは起きないこと、相手の立場に立ち、互いに認め合い、相手を尊重し、対話し、インクルージョンすることが大事だという気づきを与えられたと思います。 今後も持続的な行動につなげることができるよう、様々な形でこうした機会の提供をしていき、各自の理解を深めながら、それぞれの活躍支援に注力していきたいと考えています。

wiwiw 貴重なお話をありがとうございました。

<連盟常任理事 強化本部長 大日方 邦子 様 コメント>

当連盟は3競技・5つのナショナルチームがあり、チームごとに強化事業として、海外や国内で長期合宿・遠征を行っています。 選手とスタッフが寝食を共にする生活で人間関係が濃密になり、そのことがチームの結束力を上げる方向に働くこともあります。しかし、時には「わざわざ言葉にしなくても相手は理解しているはず」という思い込みや固定的な人間関係によって、すれ違いや摩擦が生まれることもあるように感じていました。

今回の研修を通じて、視点や感性は人それぞれで、また、立場によって見え方や捉え方が異なる「多様性」を、一人ひとりが意識的に考えることで、より強い選手、より良いチームビルディングにつながることを理解できました。 また、研修の導入で、講師から、アスリートとしてのキャリアに加え、競技団体運営での経験を話していただき、「ダイバーシティ」というテーマを、より身近な問題として考えることができたように思います。

<研修概要>

■タイトル
ダイバーシティ研修 ~組織と一人一人が共創と平和のドライバーになる~

■講師
wiwiw契約講師 高橋 美穂
 バルセロナ五輪テコンドー代表
 一般社団法人 全日本知的障がい者スポーツ協会 アンバサダー
 株式会社ネットラーニング カスタムサービス事業部 兼 コースウエア事業部 事業部長

■対象者
日本障害者スキー連盟会員向け(役職員・選手・スタッフなど)

■内容
  • 冒頭、講師高橋の全日本テコンドー協会理事時代に経験した組織運営における反省や気づきから、相互理解や価値観の尊重の重要性を知る。
  • ダイバーシティ(多様性)とは何か、知識・経験・価値観の違いの受け入れから何が生まれるのかを学ぶ。
  • グループワーク(15分)で相手に興味関心を持ち、心理的安全性を高めるオープンな環境をつくる実践をする。リレー形式で研修の感想を発表。
  • 研修のポイント:ZOOMを活用し、インタラクティブな形式の参加型研修を実施。ダイバーシティとは何か、互いに認め合う文化とは何かを理解し、それぞれの立場から対話が生まれるように工夫することの重要性に気づくことをゴールとする。

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