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認知症と決めつけない


こんにちは。wiwiwの介護アドバイザーの角田です。

 

6月3日のブログで、認知症の人は300万人と書きました。

これは、2012年度の介護保険サービスを利用している人の数から推計した305万人に基づいた数字です。

 

それが、厚生労働省の研究班の調査では、2012年時点で、
認知症の人は65歳以上の高齢者の15%、約462万人に上るということが発表されました。

認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計されています。

65歳以上4人に1人が認知症とその“予備軍”となる計算になります。

調査によると、80歳以上の有病率は40%に上るそうです。

 

こうなると、「私の家族は大丈夫」、「私はならない」なんて言っていられません。
しかし、過度に不安になって、何でも認知症と結び付けてしまうのは危険です。

 

先日、近くのスーパーで、80歳くらいの女性が、「○○ちゃ~~~ん」と叫びながら歩き回っていました。

私は、家族とはぐれてしまった認知症の人だから、声をかけようかと思っていました。

すると、レジのところで幼稚園児くらいの女の子と店員さんが一緒にいて、
その女性が「あー、良かった。ご心配おかけしました」と店員さんに謝り、
お孫さんか曾孫さんであろう女の子を叱っていました。

 

その光景を見て、私もすっかり認知症に毒されてしまったなあと反省しました。

 

みなさんも、年相応の物忘れを認知症だと決め付けることは控えてくださいね。

言われた高齢者にはとてもとても辛いことですから。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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