介護アドバイザーの角田です
Go Toトラベルを利用する人たちで、全国の観光地が賑わいをみせています。
東京都民割引を使える都内ツアーのなかには、すぐに完売したものもあるとか。
旅行気分が盛り上がってくると、コロナ対策への気のゆるみが気になります。
先日、医師の友人と電話で話をしました。
「コロナはどうなっているの」
「緊急事態宣言が出された頃と全く変わっていないよ。医療体制が整ってきたので、緊迫感が薄れただけ」
「90歳を超えた父が一人暮らしなんだけど、会いに行ってないんだ。コロナウィルスに感染させてしまったらと思うと怖いので、電話で話すだけにしている。父もそれが安心だと言っているのよ」
「それは賢明だ。自分は買い物以外どこにも行かない。高齢者も診察するので、万全な対策をしなければね」
私としては、会いに行っても大丈夫という言葉を期待したのですが、行かないほうがいいというアドバイスに落ち込んでしまいました。
私の場合、妹と弟、近くに住む叔母夫婦が父を訪ねてくれるので、私が行かなくても何とかなっているという恵まれた状況にあります。
そうでない場合、行くか行かないかは苦渋の選択になっていることでしょう。
「今年はインフルエンザが流行らないみたいだから、インフルエンザワクチンは打たなくてもいいかなあ」
「ワクチンは打ったほうがいい」
「インフルエンザワクチンを打つと、免疫力が上がるからコロナにも効くの」
「効かない。ウィルスが全く別だから」
「コロナが心配で病院に来ない人がいるんじゃないの?」
「いる。それなので、電話再診をしている。患者さんと電話で話して、処方箋をかかりつけ薬局にFaxする。患者さんにはその薬局に薬を取りに行ってもらう」
「予約した日に病院に来て、入り口の感温センサーで発熱していることが分かった場合、どうなるの?」
「発熱外来があればそこに誘導される。うちの病院なら呼吸器の先生に診てもらうことになる。CTやPCR検査をするかどうかふるい分けられる」
「熱があったら自分が受診したい診療科の医師には診てもらえないの」
「そうなるね。PCR検査で陰性だと分かってから、改めて予約してきてもらうことになる」
「入院した場合、面会制限がかかっているけれど、認知症の人の場合、認知レベルが下がる心配があるよね」
「何よりも安全が優先されるからね。コロナが落ち着くのを待って、家族との面会によって認知機能の回復を図ることになると思う」
友人との会話を紹介しました。
参考にしていただければと思います。
つのちゃん
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