標準学習時間:約30分
講座概要
治療と仕事の両立は、経営の中枢を担う人材の罹患による離職や治療を受けながら仕事を継続することによるパフォーマンスの低下など、人事課題となっており、平成28年の「働き方改革実行計画」の1つに掲げられ、国として支援していくこと、企業にも具体的に対策を講じていくことが求められてきています。
治療と仕事の両立支援は、パターン化がむずかしく、また、健康情報という要配慮個人情報を取り扱う、という点から、育児・介護の両立が進んでいる職場でも改めて研修が必要です。
がんなどの病気に、いつ誰が罹患してもおかしくありません。
本講座で、罹患者本人、上司、同僚それぞれが、いざ罹患しても罹患者を支援する立場になっても適切に対応できるよう、フェーズ毎にそれぞれの立場における両立や両立支援のポイントを学び、ケーススタディで実践的に対応する力を身に付け、治療と仕事の両立に備えましょう。
<特長>
○予防、準備、罹患判明、治療(通院/休職)、復職それぞれのフェーズについて学べる
○罹患者・管理職・同僚それぞれの立場における、両立や両立支援のポイントを学べる
○ケーススタディをもとにしたクイズでより実践的に判断する力を身に付けることができる
学習目標
(1)「治療と仕事の両立」における5つのフェーズのポイントを理解する
(2)各フェーズで必要な行動を知り、万が一、病気にかかっても、「適切な人に」「的確なタイミングで」「必要な情報」を提供・共有し、治療と仕事を両立できるようにする
(3)部下や同僚が罹患した場合でも、治療と仕事の両立ができるようサポートできるようになる
目次
- はじめに
- Lesson1 なぜ「治療と仕事の両立」が必要なのか
- Lesson2 「治療と仕事の両立」のポイント
- Lesson3 疾病に備える
- Lesson4 罹患したら
- Lesson5 ケーススタディ「そのとき、留意すべきこと」は何かを考える
- 確認テスト
- まとめ
執筆・監修
執筆:松原 光代(学習院大学 経済経営研究所 客員所員)
講座制作者
株式会社wiwiw