おはようございます。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
お家で介護されているご家族にとりましては、いつも通りの暮らしの上に
お正月の準備が加わる年末はとりわけお忙しいことと思います。
お正月には家族や親戚が集まる機会が増えます。
おめでたい席で介護の話は…と遠慮して、お正月恒例のテレビを見て、
当たり障りのない話題だけが交わされる家も多いと聞きます。
しかし、それでは日頃介護でご苦労されている方は、
誰にも認めてもらえない思いを抱いてしまいます。
そうならないためには、介護している側が、
さりげなくお年寄りの様子をお知らせするとよいでしょう。
「おじいちゃん、デイサービスで百人一首をしたとき、
若い職員に『あふさかの関じゃなくて、おうさかの関と読むんだよ』と教えたらしいの。
認知症になっても年の甲でしょう」
「お義母さん、ヘルパーさんが作った料理を『おいしい、おいしい』って褒めるんですよ。
『私の料理をおいしいなんて言ったことないのに』って拗ねたら、
『ヘルパーさんに気を使ってるんだよ。ママさんは家族だから言わないだけ』ですって。
このおせち、お袋の味になっていますか」
「おばあちゃんは買い物に行くたびに、カレールウを買って来るんです。
それも同じ銘柄のもの。皆さんこのカレーが大好きだったのですか?」
こんな話題から、懐かしい昔話に花が咲けば、お年よりも気持ちよく会話に加われます。
みんながゆっくりとハキハキした声で話すと、気持ちもホンワカしてきます。
そういう雰囲気になれば、労いや感謝の言葉も出てきて、協力を願い出てくれるかもしれません。
お正月には“福笑い”がつきものです。
何を話したら皆に笑ってもらえるか、
年末には窓だけでなくユーモアのセンスも磨いていただきたいと思います。
つのちゃん
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