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【介護アドバイザーコラム】なぜ“介護うつ”になるのか


こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

 

昨年10月に、NHKスペシャル“病の起源”でうつ病を取り上げていました。

 

「私はうつ病です」とおっしゃる相談者がかなりの数に上りますので、

うつ病とはどんな病気なのかと思い、視聴しました。

 

私が印象に残った部分を紹介します。

 

うつ病の人は脳の中の扁桃体が過剰に活動している

扁桃体は、不安・恐怖・悲しみをつかさどる部分である

 

生物の進化の過程で、魚類に初めて扁桃体ができた

魚は「天敵」を見つけると扁桃体が反応してストレスホルモンが出て筋肉が刺激され、

素早く泳いで逃げることができるようになった

 

ここで興味深い実験をしていました。

 

天敵の魚と同じ水槽で1カ月飼育された魚(ゼブラフィッシュ)はうつ状態になってしまいます。

このことから、天敵とずっと一緒にいてストレスホルモンが出続けるとうつ病になるのではないかということです。

 

次に、1年以上感染症の治療のために群れから隔離されて育てられたチンパンジーはうつ病になってしまいました。

このことから、孤独はうつ病を発症させるのではないかというのです。

 

また、狩猟民族で獲物を平等に分配する種族にはうつ病の人がいなかったことから、

不平等社会がうつ病を増加させたのではないかと言っていました。

 

これらは、介護のつらさとして相談者が訴えることとまさに一致しています。

●(苦手な、嫌いな、我儘な)親をずっと介護しています

●介護していると社会から取り残された孤独感を感じます

●(きょうだいの中で、夫婦なのに)なぜ私だけが介護しなければならないのでしょうか

 

介護でうつ病になってしまう状況が少し見えたように思いました。

 

番組ではもう一つ記憶に関することも取り上げていました。

このNHKスペシャルは、NHKのオンデマンドでご覧いただけるそうです。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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