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【介護アドバイザーコラム】味がわかることの素晴らしさ


こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

 

「認知症の母が甘いものばかり食べたがって困っています。大福でもおはぎでも3個くらい平気で食べてしまいます」という悩みが電話相談室に寄せられました。

 

甘いものが大好きな私は、「2個ならわかるけれど3個はねえ・・・」というのが率直な感想でした。

 

ところがです。

 

夏の疲れが出たのか、喉と口腔内が荒れてしまい、舌まで赤くヒリヒリと痛くなってしまいました。

 

食欲はあったので普通に食べていたのですが、ラーメンの汁を飲んだときにあれっと思いました。焼き豚を食べてみると肉の味しかしないのです。

 

ミョウガときゅうりの浅漬けでは、ミョウガの苦みが口に広がり、塩気が感じられません。豚カツにソースをかけても豚カツそのものの味しかわかりません。

 

すまし汁は旨味と香りが、酢の物は酸味が際立っています。

 

苦味・酸味・旨味はわかるのに肝心の塩味がわからないのです。

“いい塩梅(あんばい)”というのは正に塩味のことで、それがわからないのは恐ろしいことです。

 

甘味は?と思ってアイスクリームを食べました。なんとなく物足りない感じ。

 

いただきものの虎屋の最中を食べると、上品な甘さです。一口羊羹もほんのり甘くておいしい。いつもなら、「さすが正統派の甘さ」と思って一つで十分なのに、二つをペロッと食べてしまいました。

 

甘味を感じる力も衰えてしまった・・・。

 

料理を作るときは、これまでの経験でこのくらいだったかなあと塩や砂糖、醤油や味噌を加えています。醤油や味噌は色で判断できますが、塩と砂糖は見えません。

 

レシピ通りに作ればいいのですが、一つひとつの食材の重さを量るのが面倒で結局目分量になってしまい、家族が食卓で調整しています。

 

高齢になると味を感じる舌の味蕾(みらい)の数が減少するそうですし、飲んでいる薬や病気が原因で味覚障害が起こることもあるそうです。

 

相談を寄せられた認知症のお母さんも甘味への感度が低下していることが考えられます。

 

以前に比べて料理の味付けが変わったことで母親の変調に気付いたという例は少なくありませんが、本人にとっては味見をしても味がわからないのです。認知症の人が料理を作れなくなるのは、味を感じなくなるからということも大いに考えられます。

 

それから、感じないから濃い味付けにしたり、塩辛いものや甘いものをたくさん食べてしまうので、高血圧や糖尿病のもとになってしまうと思いました。

 

私の味覚障害は少しずつ良くなっていますが、自分が体験してみないとわからないことがたくさんありますね。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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