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年賀状に思うこと


wiwiw介護アドバイザーの角田です。

 

若い人たちは、年賀状を出さないようですね。

個人情報保護がうたわれてから、先生の住所を生徒に知らせないので、先生に年賀状を出せなくなったと聞きました。

友人とはスマホで新年のあいさつをかわすのでしょうか。

 

私は年賀状を毎年出しますが、新たに出す人は少なく、年賀状だけでお付き合いしている人がたくさんいます。
3年前から裏面印刷を業者に委託して、宛名と一言の添え書きを手書きで書いています。

氏名を書くときにその人の顔が浮かび、どうしているかしらと思いを馳せています。

 

92歳になる父は、昨年末「『今年で年賀状を最後にする』と書くことにした」と言っていました。

年賀状のやり取りを止めることにしたという賀状は私にも数枚届きました。

父の場合は終活ですが、一般的には暮らしを簡素化する一つの方策になっているようです。

 

年が明けてから父に聞くと「書けるうちは出すことにした」そうで、今年もたくさんの年賀状が届いていました。

送り主を思い出すのは認知症の回想法につながります。

年賀状のやり取りは認知症予防になると思いますので、できればずっと続けてほしいと思っています。

 

数年前、2人の恩師から、3枚ずつ年賀状をいただきました。

1月1日に届いたもの、私の年賀状への返信として届いたもの、そして、もう一枚返信としての年賀状が届いたのです。

年末に出したのを忘れて返信してしまうのは想定内ですが、3枚目を受け取ったときは、あれっと思いました。

 

その次の年、2人の恩師から年賀状は来ませんでした。

しばらくしてから、私の年賀状を受け取った息子さんや親族の方から、恩師がお亡くなりになった旨の連絡をいただきました。

 

印刷された年賀状では近況がわからないことが多いですが、「生きているよ」というメッセージにはなっています。

この人とあと何年年賀状をやりとりできるのか。

父ほど切実ではありませんが、いろいろ感じた平成最後のお正月でした。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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