2/6(水)公開セミナー「“インバスケット”を活用した課題発見・設定・解決力養成研修」体験セミナーを
人事の方向けに開催いたしました。
私はwiwiwのサービス開発担当として、今後のサービスにどのようにつなげられるかを検討し、また自身の管理職としてのスキル向上のため、参加者のみなさまのうしろでこっそり体験させていただきました。
日ごろから、さまざまなビジネスパーソンを観察する中で、“仕事ができる人”とは「真の課題は何かがわかり」→「その課題の解決方法を実践でき」→「それが本当に解決につながったか分析し次につなげる」ことができる人だなあ、と感じていました。
そして実は、「真の課題が何かを発見する」という最初のステップをクリアしている人も少なく、そういった力はどのように磨かれるのだろう?と考えていたのですが、今回の“インバスケット”演習は、まさにこれらのスキルを磨く研修だ!と思いました。
(セミナーのコーディネータ/ファシリテータを務めた市田によると古くからある研修とのこと。不勉強でした・・・)
“インバスケット”演習とは、未処理箱に入っている課題・案件を迅速に処理する、というビジネスシミュレーションだそうです。
管理職も日々、多くの課題を次々と処理しなければなりませんよね。
そういった管理職の役割を疑似体験しながら課題解決力を磨くものです。
セミナー前半は、講師より「課題発見・設定・解決力」についての講義があり、
そのあと、「新任管理職のAさん」になりきって、以下2つの個人ワークを行いました。
①着任早々、前任者が未処理にしていた7つの案件・課題をメールで処理する
(着任後1週間、出社できないという事情があります)
②方針演説をつくる
講師:本田 和盛(ホンダ カズモリ) 特定社会保険労務士。コマツ株式会社にて事業企画、販売企画、人材育成などに従事。現在、労働法・労務管理分野における知識と経験をベースに、労働法務から人材開発、組織開発(組織風土改革・社員意識変革)、ヒューマンアセスメントまで幅広い領域で活躍。
参加者はそれぞれ黙々と、7つの課題文面から状況を判断し、真の課題は何か?原因は?暫定処置は?恒久処置は?期限?は等々を限られた時間で考え、回答用紙に書きこみます。
書くことで頭がだんだん整理されていきますが、正直この演習は相当ストレスフル!まるで、試験のときのような緊張感を会場から感じました。
実際の研修ではこのような課題20問くらいに取り組み、多くの参加者がふらふらになるそうです(笑)
そういった緊張感も、管理職の疑似体験になりますね。
回答後は、一息ついてランチ時間。
人事のみなさまは交流を兼ねて一緒に出かけられた方も多いようです。
午後は、グループディスカッションです。
7つの課題の解決方法と方針演説をまとめ、新任管理職になりきって発表していただきました。
みなさま、すばらしい発表で多くの気づきをいただきました。
発表後は、他のグループの方々が部下になりきって質問をします。
遠慮がちな参加者の方々に、講師から「部下の方はこの説明で納得しましたか?」と何度もつっこみがあり、だんだん“なりきり度”も高くなり白熱してきます。
wiwiwメンバーもうしろでディスカッションを行ったのですが、そこ見落としていたなー、そこまで考えが及ばなかった!と、グループメンバーから多くの学びが得られました。
また、講師からは、目先の問題だけを見るのではなく、さらに「上(の立場)からの視点をもつ」という声掛けが何度もありました。
真の課題を発見し解決する、上の視点で物事を考えるというトレーニングは、管理職でなくともどの階層の人にもそれぞれのレベルアップに役立つ、と実感しました。
セミナー開催後のアンケートでは、みなさまからとても役に立つ、役に立つ、とお答えいただき、他社との交流もよかった、という声を多くいただきました。
研修だけではなく、受講者のアウトプットからそれぞれの弱み強みをアセッサーが診断する、などさまざまな応用ができます。
ご興味のある方は、ぜひ弊社窓口までお問合せください。