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遺伝よりも生活習慣?


介護が必要になった主な原因ですが、2016年に認知症が1位になりました。

それまでずっと1位だった脳血管疾患が2位に後退し、認知症はその後もパーセンテージを上げています。

 

ちなみに、認知症の人の20%は脳血管疾患の後遺症として認知症を発症しているので、どちらを介護要因にするかでこの順位は容易に変わるように思います。

 

ところで、脳血管疾患は、血管の病気です。

脳の血管が詰まるのが脳梗塞、破れると脳出血、心臓の血管が詰まれば心筋梗塞、体の中で一番太い大動脈が裂けるのが大動脈解離など、どの血管に異常が起こるかで病名が変わります。

 

いずれも命に関わる怖い病気です。

 

これらは、血管のしなやかさが失われて、厚く、硬く、もろくなることで起こります。

 

なぜそうなるかというと、赤ちゃんの肌と高齢者の肌を比べてみれば一目瞭然なように、血管も老化するからです。

 

ただし、人によって老化のスピードに違いがあり、その違いは遺伝よりも生活習慣によるところが大きいのだそうです。

 

血管の病気にならないためには、血圧・脂質・糖・喫煙・肥満をコントロールする必要があります。まさに日々の生活習慣ですね。

 

知り合いの医師は、「今の子どもたちの食生活を見ていると、今よりも血管病になる時期が確実に早まると思う。糖尿病から血管病を発症した高齢者の家庭では、その子供や孫も同じ食生活を送る傾向があるので、将来が心配だ」と言っていました。

 

年末年始に帰省されたなら、親御さんの健康状態に気を配っていただきたいと思います。

それとともに、自分が育った家の食習慣を思い出して、自分にもその傾向がないかを検証してみてはどうでしょうか。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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