介護アドバイザーの角田です。
コロナ禍による緊急事態宣言が解除され、徐々に学校や会社に通う生活に戻りつつありますが、
ステイホームの間に、家の中の断捨離に努めた人も多かったようです。
私も、もう着ないであろう衣類を選別して、古布回収の日に出そうとまとめました。
そんな時に、「新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、古着の資源回収を中止したり、自粛を呼び掛けたりする自治体が相次いでいる。輸出先であるマレーシアやフィリピンなど東南アジアの国がロックダウン(都市封鎖)するなどして、国内のリサイクル工場での保管を余儀なくされており、回収業者の保管倉庫が満杯になっている。」
という新聞記事を読みました。
古着のリサイクルも地球規模で循環していたのですね。
私の住む町はどうなのだろうと、市のごみ減量推進課に電話をしてみると、通常通り回収しているとのこと。
自治体によっては「家の中に保管しておいてほしい」とお願いしているそうなので、ひとまずほっとしました。
これを機に、古着回収について調べてみると、紳士服や婦人服メーカーの店舗で古着を引き取ってくれるサービスがありました。
期間限定でデパート内の店舗で回収するメーカーもあります。
次回買い物をするときに使える割引券と引き換えているところが多いようです。
また、フリマアプリ・ネットオークション・古着買取ショップ(出張買取や宅配買取)などを利用して、不要な服を現金に換える人も増えています。
古着を社会貢献に役立てることもできます。
「古着deワクチン」は、インターネットで古着の回収キット(3,980円・送料込み)を買って、回収用紙袋に服を詰め、古着deワクチンに送ります。
キットの封入作業は国内の福祉作業所で行うので、福祉作業所の利用者の賃金になり、古着の選別や販売に生じる業務は開発途上国の雇用を生み出します。
古着は主にインドやタイで売られ、売上金の一部もワクチン代になって、ブータン、ラオス、ミャンマー、バヌアツなどの子どもたちにポリオワクチンが届けられています。
自分の古着で子どもたちの命を助けられると思うと、もったいないという気持ちもなくなりますね。
この活動も新型コロナウィルスの影響を受けているのではないでしょうか。
自宅から断捨離したものを、引き取ってくれる人がいるから家が片付くのです。
資源の回収に携わってくださる人たちや、それを海外で活用してくださる人たちに改めて感謝の気持ちがわきました。
一日も早く、コロナの感染が収束して、世界中で、人と物が安全に行き来できるようになってほしいものです。
つのちゃん
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