介護アドバイザーの角田です
今、耳鼻咽喉科に通院しています。
ここは、初診は直接行けばいいのですが、再診は予約制になっています。
予約というと、「次回はいつにしますか」と聞かれて、「来週の月曜日の午前10時にお願いします」というイメージですよね。
ところが、この耳鼻咽喉科は受診したい当日に予約をするシステムでした。
午前9時からの診療は朝7時から、午後3時からの診療は12時30分から、Webと自動予約専用電話で予約を受け付けます。
医院のHPのWeb予約システムに登録し、当日ログインして「予約・取消・確認」をクリックすると受付番号が表示されます。
「本日の診療状況」をクリックすれば現在何番の人が診療を受けているかがわかるので、何時ごろ医院に行けばいいかを知ることができます。
前に通っていた耳鼻咽喉科は、診察券を受付に出して「今日は何人くらい待っていますか」と聞くと「20人です。外に行かれますか。戻られたらお声をかけてください」というようなところでした。
狭くて椅子が少ないため、全員が待っていたら待合室が人で溢れてしまいます。
Web予約は、コロナ禍で、患者が待合室に密集するのを防ぐには大変良いシステムだと思いました。
親御さんの受診に付き添ってから出勤した人が、「親の診察券を医者に出しに行って、家に戻ってから親を連れて行ったんだ。そのおかげで開院早々に診察を受けられてよかった」と話していました。
診察券を出すために朝から並ぶ、この労力は大変なものです。
当日のWeb予約は働く介護者にとっても助かりますね。
予約方法は診療科の性質にもよります。認知症の物忘れ外来では、1診療について30分とか、1時間とか時間がかかるので、何月何日の何時と予約します。
特定の曜日に診療が限られている病院では2か月待ちということもあります。
病院に電話をして受診方法を必ず確認しましょう。
また、以前かかったことのあるベッド数200床以上の病院に、同じ病気だからいいだろうと思って直接受診したら、医療費とは別に「選定療養費」として2,750円(税込み)払わされたので驚いたという人がいます。
初診の場合はかかりつけ医に紹介状を書いてもらうという認識が進んでいますが、実は再診でも紹介状が必要なのです。
かかりつけ医の紹介状を持ってきた患者を診療した病院の医師は、その経緯をかかりつけ医に伝えます。治療により病状が安定した患者は他の医療機関(紹介状を書いた医師のケースが多い)に紹介するという逆紹介システムがあるのです。逆紹介されたのに患者の意思で200床以上の病院を再度受診すると、その度に「選定療養費」を求められます。
もちろん、治療が継続していて再診の予約がある場合はこの限りではありません。
1か月後、3か月後、半年後、とにかく予約があるかないかは病院を受診するうえで大問題です。
病院とは縁のない皆さん、急に発熱したとき、電話で相談できるかかりつけ医はいますか。
コロナの感染者数が最高値を更新している今、病院の予約システムやかかりつけ医制度について関心を持って、いざという時に備えてくださいね。
つのちゃん
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