介護アドバイザーの角田です。
介護セミナーで、「看取り」について話してほしいという要望を受けることがあります。
これは親の最期の過ごし方について、子どもとして何かできることはないかという問いから始まります。
一方で「終活」は、本人が自分の終末期に備えておきたいという願いが込められています。
双方に共通するのは、死の瞬間までは生きているのですから、死に方ではなくて、生き方について考えたいということです。
年末年始は、親御さんと久しぶりに顔を合わせていろいろな話をするチャンスです。
しかし、このような話はなかなか切り出せないですよね。
そこで、何を聞いたらいいかわからないという方のために、便利な「ノート」をご紹介します。
文房具店や書店では、エンディングノートに類するノートが市販されています。
私も何冊か購入して書き込んでみました。その中から使いやすかったものを親のためにも購入して
書き込んでもらっていました。
それが、先日、「私の人生ノート」を住まいのある自治体が発行していて、役所のホームページから
ダウンロードできることを知りました。とても記入しやすくて気に入りました。
インターネットで検索してみたら、全国の市区町村でも発行していて、PDF版が多いですが、Wordで
入力できるものもありました。
便利な世のなかになったものです。
皆さんも、まずは、お住まいの自治体が発行していないかをインターネットで調べてみましょう。
無いようでしたら、他の自治体のものでもいいので、ダウンロードしてみてください。
たくさんの方がノートの発行のために知恵を絞り、感動する言葉を添えています。それを読むだけでも
「終活」や「看取り」への心の準備になるでしょう。
「自分の望む生き方、大切にしたい想い、大切な人に伝えたい」
自分を振り返り、次の世代につなげたいことを書き込むノートを、是非活用してみてくださいね。
つのちゃん
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