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経営パフォーマンスに資するワーク・ライフ・バランス、 ダイバーシティ、女性活躍に関する情報を提供します。

趣味や習い事もキャリアです


wiwiw介護アドバイザーの角田です。

 

私が「介護の強者」と呼んでいる友人は、フルタイムの共働きで、夫の父親と大学生の息子との4人暮らしです。義父が要介護1と認定されたときに、会費の高いスポーツジムの会員になりました。

 

その理由:
①仕事と介護で忙しくなると、運動不足になる
②運動不足で自分の体調が悪くなると、仕事と介護の両立が難しくなる
③高額な会費がもったいないからジムに行かなければとモチベーションが上がる
④家族に、会費がもったいないからとジムに行くことを認めてもらえる
⑤ジムに行く時間は、夫や息子が義父と過ごす貴重な時間になる
⑥介護を協力し合える家族であることに感謝し、やさしくなれる

 

友人は、以前よりも生き生きしているように見えました。

 

介護を担う家族の体調が悪くなると、仕事と介護の両立を長く続けるのは厳しくなります。
働き方改革、会社の両立支援制度の利用、介護保険サービスの利用、ケアチームによる介護等とともに、自分自身のストレス・マネジメントが必要です。

 

仕事と介護にエネルギーをつぎ込むだけでは、心身共に疲弊して枯渇してしまいます。
自分に良いエネルギーを注ぎ込まないと、生きていることがつらくなってしまうでしょう。
そこで、ストレスから離れられる時間をもって、楽しいなぁ、きれいだなぁ、いいなぁ、うれしいなぁと感じることが必要です。

 

長年続けてきた趣味や習い事がある人は、介護が始まっても止めないでいただきたいと思います。
たくさんある場合はその中から、一人で楽しめるもの、家でできるもの、隙間時間にできるもの、良い人間関係が得られるもの、自分が成長できるもの等の視点で、一時期取捨選択をしてもよいかもしれません。
人に教えられるものがあるなら、是非大切にしていただきたいと思います。

 

先ほどの友人によると、「今日は疲れているからジムを休もうかな」と毎回思うが、「さあ今日も行くよ」と、自分に声を掛けてジムに行くのだそうです。
そしてジムで汗を流しているうちに気分が明るくなって、帰り道では首がよく回り、足腰が軽くなっているのを実感して、「また頑張ろう」っていう気分になるとのことでした。

 

ただし、本当に疲れ切った時は、心身を休めることが大切ですので、自分の体の声を聞いてみてください。

 

wiwiwは「キャリアと介護の両立相談室」を立ち上げました。
働きながら介護している方に対して、仕事とともに趣味や習い事を含めた多様なキャリアと介護の両立を応援したいと思っています。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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