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男性の育児参加の工夫


こんにちは。wiwiwの小林です。

 

東京都の調査によると、仕事と家庭の両立には「男性の育児休業取得の向上」が必要と考える男性が
20代、30代でともに38%に上り、40代以上と比較すると若い年代の男性ほど育児休業取得への意識が強いことが明らかになったそうです。
女性側の意見としても、「男性にもぜひ休業を取得してほしい」という回答が20代が47%、30代は39%とともに高く、男性を上回っています。

 

※詳細はこちら ※PDFファイル
(P24 「仕事と家庭の両立のために充実した方がよいこと」参照)

 

たしかに男女雇用均等、性別役割意識の解消の観点からしても男性も女性と同じように育児休業を取得できることが理想だと思います。
しかし、男性の育児休業取得は、職場環境によっては、休業が無給で所得面での不安があったり、前例がなく周囲の理解が得られなかったり、仕事の状況を考えると連続休業は難しいなど立ちはだかる壁が多いところも少なくないはず。

 

実際、私の友人の間でも、男性で育児休業を取った人はゼロ。
そして、私の夫も「俺も育児休業は取ってみたいけど、絶対無理」とつぶやいています。
(ちなみに、私の夫の会社は、ワークライフバランスを推進している方の会社だと思います。)

 

もちろん、男性の育児休業取得を促進していくことも重要ですが、
まずは、現実的でかつ実効性のある取組みとして、男性の日々の育児参加が普及していくことが重要ではないかと個人的には思っています。

 

子どもが病気の時の看病、日々の保育園への送り迎え、参観日や学校行事への参加など。

 

休日だけでなく平日から仕事をしながらも時間の調整をつけ男性も育児参加できることが、女性にとっても、子どもにとっても、そして男性にとっても大切なのではないかと思います。

 

wiwiwをご利用いただいているある企業様では「男性の育児参加のための休暇取得プログラム」を導入し
男性が育児参加しやすい職場環境づくりに力を入れていらっしゃいます。

 

このプログラムの作成対象者は、配偶者が出産予定および小学校就学までの子を養育する男性社員。
出産前、出産時、出産後に分けて、イベントごとに細かく計画を立てていきます。
作成したプログラム案は、職場内で内容を検討し、休暇予定を周知するとともに
計画実現のため業務遂行体制をととのえたり、情報共有化の仕組みなどについて話し合われるそうです。

 

これは、一見、子育て世代に限定したワークライフバランスととらえられがちですが
子育て世代のワークライフバランスの実現を契機に、社員全員のワークライフバランスを見直すきっかけにもつながっていくのだと思います。

 

社員全員のワークライフバランスが実現すれば、男性の育児休業の取得も飛躍的に向上する日も近いかもしれません。

 

男性社員の2週間の育児休業取得(有給)を義務化しているある会社では、
『男性の育児参加は当然』という雰囲気が社内に醸成されただけでなく
取引先からも『良い制度があってうらやましい』と言われることで社員の愛社精神がより高まったそうです。

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