こんにちは。wiwiwの小林です。
厚生労働省より「第5回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果」
が発表されました。
調査は2002年10月末時点で20~34歳だった男女を対象に追跡調査。
今回で5回目で約1万8000人から回答。
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結果の概要
(Ⅰ)結婚の状況
1 独身者のこの4年間の結婚の状況
2 仕事をしていた女性の結婚後の就業継続の有無
(Ⅱ) 夫婦における子どもの出生の状況
1 この4年間の出生の状況
2 仕事をしていた妻の出産後の就業継続の有無
(Ⅲ) 職業観・子ども観
1 職業観
2 子ども観
上記の「(Ⅱ)夫婦における子どもの出生の状況」によると
子どもがいる夫婦で、夫が育児や家事に積極的なほど2人目の子どもが生まれるケースが多いことが示されています。また、妻の職場に育児休業制度がある場合も同じ傾向が示されています。
厚労省では、これらの結果より「家庭内外で育児や家事への協力が得られるかが第2子誕生の要因になっているのでは」としています。
具体的な数値としては、
子どもが1人いる夫婦のうち、夫が休日に家事や育児をしない家庭の20.5%で2人目が誕生。
これに対し夫の家事・育児への参加時間が2~4時間だと51.2%、4~6時間56.3%、6~8時間は63.8%。
「夫の育児参加」、少子化対策には欠かせないポイントのようです。
先日ご紹介しました夫婦間の愛情推移と含めて、知っておきたい情報です。
個人的には、「(Ⅲ)-1 職業観」にも関心をもっています。
子育て中の女性(配偶者あり・出生あり・女性)の職業観を見ると、
「人間的な成長のため」と「働くことが生きがい」の項目で他の区分と比較し最も高い数値を示しています。
人事担当者の方より時々「子育てと仕事を両立している社員は、限られた時間の中で精力的に働いてくれる場合が多いんですよ」というお話をうかがいます。
これは、今回の結果からも数値として示されている一例かもしれません。