こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
介護福祉士等の専門職が誕生して、介護を学問として学ぶようになりました。
その過程で、海外の先駆的な取り組みや概念などの専門用語がカタカナ表記されました。
介護保険制度でも多数のカタカナ用語が誕生しました。
ケアマネジャー、ホームヘルパー、デイサービス、ショートステイなどが一般的ですが、
ケアプランを作成するために関係者が行う会議のことは“ケアカンファレンス”と呼ばれています。
介護保険制度では、厚労省の省令で、介護保険サービスを始めて使うとき、ケアプランを変更するとき、
介護認定の更新や変更のとき、継続して福祉用具を使用するときなどは、ケアマネジャーが中心になって
「サービス担当者会議」と呼ばれるケアカンファレンスの開催が義務付けられています。
小規模なケアカンファレンスでは、ケアマネジャー・サービス事業所・利用者本人・家族が集まります。
在宅介護に医療や地域の支援が必要なときには、主治医・看護師・薬剤師・リハビリ担当者
・地域包括支援センター・民生委員・友人知人等も召集されます。
仕事と介護の両立は、介護を自分だけでしようとしたらいずれ破たんします。
家族や親戚、介護サービス、近隣の手助けなど、介護のネットワークをつくってチームでケアを
分担することが欠かせません。
その際に、チームメンバーが一堂に会して情報交換や話し合いができたら、とても効率的です。
ケアマネジャーから、出席者の予定を合わせるのがとても大変だと聞いておりますので、
家族として出席する場合は、仕事を調節して、複数の出席可能日時を伝える心配りも大切です。
近頃は、退院が決まったら、本人と家族も出席する“退院前ケアカンファレンス”を
開催してもらえるケースが増えてきました。
病院の医療相談室にいる地域連携担当者が会議のメンバーを招集して、退院後の生活について
話し合いが行われます。
忙しい専門職による会議なので時間が限られています。
質問や意見がある場合は、事前に担当者に相談するとよいでしょう。
本人と家族を含めないケースケアカンファレンスを行う病院もありますので、確認しておきましょう。
ケアカンファレンスは、自分の親に関わってくれる人たちが顔をそろえる場ですので、
信頼関係を築くのにとても有効です。
是非出席して、仕事と両立したいという意思を伝えましょう。
つのちゃん
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