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オープンバッジを知っていますか


介護アドバイザーの角田です。

 

先日、ウクライナから隣国に避難した人へのインタビューで印象に残った言葉があります。

「何を持ってきましたか」

「資格証明書です。働くのに一番大事だから」

 

避難はいつまで続くか見通せません。
避難した国で少しでも良い仕事に就きたいと、自分のスキルを証明してくれる資格証を持ってきたのでしょう。

 

この人は資格証を持ち出せたからよかったけれど、私だったら慌ててしまってそんなことはできないと思います。
あっ、だからオープンバッジなんだ!と突然閃きました。

 

オープンバッジは、クラウドサービスを利用したスキルのデジタル証明書です。
オープンバッジは、バッジ名・発行者・授与日・受領者・有効期限・スキルの証明内容などの統一された項目が用意されていて、オープンバッジをSNSやメール、電子履歴書に貼ることでスキルを簡単に証明することができます。
資格証明、研修終了証明、学位・単位証明など広く活用されています。
オープンバッジの最大の特徴は、IMS Global国際標準規格に基づいて作られているので、相互互換性が
あり、どの団体から発行されたバッジであっても一つのウォレットで管理することができます。
一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク
分かりやすく解説|オープンバッジってなに?│これからのスキル証明、ブロックチェーン型「オープンバッジ」

 

日本でオープンバッジサービスをいち早く展開したのは、wiwiwと同じく株式会社ネットラーニングホールディングスを親会社にしているネットラーニング社です。
オープンバッジサービスのご案内|ネットラーニング

 

思い起こすと、2011年3月、福島の原子力発電所の爆発で避難を余儀なくされた人々は、5月から帰宅困難地域への一時帰宅が許されました。
持ち帰っていいものは、1家族にビニール袋(約70cm×70cm)1枚に入る分だけ、2時間で詰めなければならなかったそうです。

こんな状況で、大切な書類を持ち出せたでしょうか。

 

緊急事態が起きなくても紙で発行された証明書は、紛失する可能性があります。

 

その点、オープンバッジだったらクラウド上に保管されているので、いつでも共有することができます。

 

上場会社の株券は2009年1月から電子化されて、それまでに発行された株券はただの紙切れになっています。
オープンバッジが普及したら、紙媒体の証明書もいつかそんな風になるのかな。

 

今回はオープンバッジについて書きましたが、実は私のウォレットには4つのバッジが輝いています。

 

追伸です。
ゴールデンウィークに実家に帰る人もいるでしょう。

日経新聞で取り上げていましたが、実家に置いてある不要なものを捨ててくださいね。
それと、親御さんがこれから必要になる介護保険証があるか確認してみてくださいね。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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