2月7日(火)に、介護wiwiwコンシェルジェのご利用者様を対象としたオンラインセミナー「wiwiwL!VE」を開催しました。
今回のテーマは「仕事と介護を両立させる秘訣 – 医療ソーシャルワーカーの視点で考える -」でした。
高齢化や共働き家庭の急増などにより、これからは誰もが働きながら介護をしていく時代です。
しかし、仕事と介護の両立はイメージが付かず、不安に思われたり悩まれたりしている方も多いのではないでしょうか。
そこで、仕事と介護の両立について不安に思われている方や悩まれている方のお役に少しでも立てればと思い、医療ソーシャルワーカーの講師を招くセミナーを企画いたしました。
セミナーでは、介護両立の基礎知識や、講師の経験も交えながら家族とのコミュニケーションや、仕事と介護を両立させるポイントについてお話しいただきました。
セミナー後のアンケートでは90%以上の方々に、「非常に役に立った」「役に立った」とご回答いただき、大変ご好評をいただきました。ありがとうございます。
介護をプロジェクト化して役割分担することを実践したい、代理人カードの情報は参考になったなどの声をいただきました。
私自身も、最後に講師がお話しした、「介護は一人で抱え込まないこと、そのためには日頃のコミュニケーションが大切」というところが印象に残りました。
また、質疑応答も多くのご質問がありましたが、お時間の都合で質問しきれなかった内容について、セミナー後のアンケートでもご質問いただきました。この場をお借りして、弊社キャリアと介護の両立相談室長 角田より、回答させていただきます。
ランチタイムでの開催となりましたが、多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
来年度も、ランチタイムウェブセミナーの実施を予定しています。
詳細が決まり次第、メルマガ、マイページトップのお知らせにてご案内いたします。
みなさまのまたのご参加をお待ちしております。
■セミナー名:介護wiwiwL!VE「仕事と介護を両立させる秘訣 – 医療ソーシャルワーカーの視点で考える -」
■開催日: 2023年2月7日(火) 12:10~13:00
■講師:中村 尚紀
社会福祉士 富山福祉短期大学 社会福祉学科 講師
医療ソーシャルワーカとして、数多くの患者様とそのご家族を支援してきた経験を持つ。
■トピック:
・はじめに
・介護両立の基礎知識
・仕事と介護を両立させるために
・おわりに
■参加者の声:
ご参加いただいた方々から、参加してみてのお声をいただきましたのでご紹介します。
・親がいる以上、いつ介護をする立場になるかわからないし、また、自分も年老いたら介護される立場になるかわからないので、他人事ではなく自分のこととして考え、介護で大変な同僚がいたら心のサポーターになれるようにならなければならないと感じた。
・介護期間にも段階があり、どこに相談すればよいのか、経済的にはどのくらいを考えておけばよいのかなどについて、心の準備をすることができたように思います。
・介護支援のスタートに立ったばかりですので、何から始めればよいのかを含め参考になりました。
・介護について、活用する機関、手段、方法、タイミングなどが分かった。
■アンケートにご記入いただいたご質問への回答:
アンケートにご回答いただいた方々から、ご質問をいただきましたので、この場をお借りして回答させていただきます。(回答者: 弊社 角田)
Q1.出社時にはデイケアに預けていますが、8:50迎え、17:05頃に帰ってくることから、8:30-17:15の通常勤務が出来ず、
皆さんにはご迷惑をおかけしている状況です。
介護経験がある方は理解をしてくださるのですが、分からない方もいて、あまり理解してはもらえないという状況です。
みんなに理解してもらうのは難しいとは思いますが、そのことが何となく私自身孤立しているような感じになってしまいます。
どのように気持ちを切り替えたらよいでしょうか?
A1.デイケアに合わせると働く時間が制約を受けて大変ですね。
職種にもよりますが、短時間労働でも仕事の成果を上げていれば、周りの理解を得やすくなります。
また、仕事の達成感があると、理解してくれないと感じても、気にならなくなる面はありますね。
他の人と違うことは孤立感につながりやすいですが、介護経験があり理解してくれる人が職場にいるだけでもラッキーと思ってはいかがでしょうか。
「介護に直面したらあなたにもわかるよ」と気持ちにゆとりが持てるようになるといいですね。
Q2.介護の必要性をご両親が認めないという質問に対して、長期間かけて説得をするといったご回答をされていました。
ご回答の意味はよく理解できるのですが、この話を介護を受けさせたい張本人にしている時は大抵の場合切羽詰まってきている時だと思います。
もう一歩何か良いアイデアがありましたら、ぜひご教示いただきたいです。
A2.高齢者が介護サービスを受ける決心をするには、何かきっかけが必要です。
倒れた、入院した、怖い思いをしたなど、本人が必要だと思う時まで待つと腹をくくるのも一つの選択肢です。
あるいは、本人のためにというと「自分には必要ない」と言われてしまうので、子供が、「自分は心配でたまらない。仕事を辞めて介護しなければと悩んでいる。お願いだから介護サービスを受けてほしい」と懇願すると「お前のためなら」と受け入れてくれた例があります。
家族の言葉には聞く耳を持たない人には、かかりつけ医に勧めてもらったり、地域包括支援センターに相談して、センターの専門家に話をしてもらって成功した例もあります。
【企業担当者様へ】
wiwiwは今後も、仕事と介護の両立支援に取り組む皆さまのお役に立てるよう、各種サービスを開発・提供してまいります。
本プログラムにご興味をもたれたご担当者様は、どうぞお気軽に弊社窓口までお問合せください。