8/29に、人事・DEI推進ご担当者の学び場である「DEI Campus」にて、勉強会(FRG: Fellow Resource Group)を開催しました。
■トピック:男性育休取得日数延伸の考え方
2024年の次世代法の改正により、次世代法に基づく行動計画策定時に、育児休業の取得状況等に係る状況把握・数値目標の設定が事業主に義務付けられ、取得率だけではなく、取得日数等の数値も参照して、男性の育児・家事への参画の推進のための効果的な方策を推進することとされました。
2025年4月には、男性が育休を取得する上で壁となっていた収入減という課題に対し、育児休業給付金が上乗せされ、より男性も育休を取得しやすくなります。
つまり、男女が同等に育休を取得し、家事・育児に参画し、キャリア形成することが奨励されるようになる、ということになります。私たちは今、大きな価値観の転換、働き方や、人事制度の転換に迫られている、と言えるでしょう。
当日は、DEI マスタートレーナーTOMより、今後男性育休の方針や施策を考えていくための3つの視点と事例をお話しし、その後、ご参加いただいた企業ご担当者様にグループにわかれて、自社の状況や課題、今後の取り組みについて共有いただきました。
共有された課題 一例:
・長期でとる人、数日の短期の人のばらつきが大きくなっている
・迷惑をかけるという意識
・人員補充
・育休を取らず、有給やリモートワークで対応
・評価等において公平性を担保すること
特に、人員補充や取得促進において、各社さまざまな知恵と工夫で進められていることがよくわかり、大変有意義な情報共有の時間となりました。
DEI Campusでは、DEI推進において正解のない問いに直面する人事・DEI推進ご担当者さまに、共に学び、課題を解決し、ありたい姿に向かうための場を提供しています。ぜひお気軽にご参加ください。
wiwiw佐藤歩美
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