2023年2月16日、「wiwiwキャリアと育児の両立支援プログラム」内のサービスであるwiwiwL!VE(オンラインセミナー)にて、wiwiwの一大イベントである「職場復帰セミナー」を開催しました。育休者152名、人事担当者などオブザーブ99名と、多くの皆様にお申込みいただき、ありがとうございました。
セミナー実施後のアンケートでは、91%の方が非常に役に立った、役に立ったと回答いただきました。
ご回答いただいたみなさま、ありがとうございます。
本blogでは参加者様の感想や職場復帰セミナーの様子をご紹介します。
目次:
- 職場復帰セミナー概要
- 開催後のアンケートより
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- セミナー参加者様の声(一部抜粋)
- 復帰にあたっての不安について
- 復職にあたって会社・上司に期待すること
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- 先輩パパ・ママへの質問に対する回答
- おわりに
■職場復帰セミナー概要
<講師>
三輪 英子氏(株式会社wiwiwセミナー講師、株式会社キャリアクリエイション代表取締役、実践女子大学非常勤講師、キャリアコンサルタント)
<パネリスト>
堂阪 圭 氏 笠間税務会計事務所
大和 佑美子 氏 三菱UFJ信託銀行株式会社
【第1部:座談会】
2022年に職場復帰をされて仕事と育児を両立している2名のパネリスト(1児のママ、育休を約半年間取得した1児のパパ)をお迎えし、1日のスケジュール、家事育児分担、家庭・職場でのコミュニケーション、両立に向けたマインドセット、復職前にやっておいた方がいいことなど、幅広いトピックでお話しいただきました。
【第2部:交流会&講義】
交流会
復職するとほとんどのパパ・ママが直面する、仕事中の”保育園からの突然の呼び出し”をテーマに、育休者の皆様同士でシミュレーションし、対応方法を考えるグループワークをしてもらいました。
あらかじめ事態が起きた時どうするかを想定し、対応方法や複数のオプションを考えておくことはとても大切ですよね。他社の育休中の皆様とお話できる貴重な機会となりました。
講義:復帰までの準備について
復職することで起こる変化(時間の使い方、人との関わり、働き方)に対応するための準備しておくべきことがたくさんあります。講義では、復職後のキャリアと育児の両立で壁となるアンコンシャス・バイアスについて、職場での上司とのコミュニケーションや復職前面談、両立体制の作り方、キャリアの考え方など、キャリアと育児の両立ポイントを講師からお伝えしました。
■開催後のアンケートより
<セミナー参加者様の声(一部抜粋)>
参加者の皆様から、多くの役に立った!という声をいただきました。いただいた感想を一部ご紹介します。
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- 一人で抱え込まない、ということを特に気をつけながら育児をパートナーと共に頑張っていこうと思った。
- 復職後のイメージが湧かず、漠然と不安に感じていたが、 復職されている方の話や交流会で話せたことで、 復職後に意識した方がいいことを認識できた。
- 今まさに育児をされて奮闘している方の生の声を聴くことができ非常に良かった。またスピーカーの方が男女ともにいて、男性目線でのコメントも聞けたことが良かった。
- 具体的な育児期のタイムスケジュールを立てることの重要性やタスク見える化の有用性が分かった。
- 交流会では、雑談がてら子育ての話を聞けてよかった。産休中、なかなか人と話す機会もないので、いいリフレッシュになった。
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また、人事担当者様からも、主に以下の点でご好評をいただきました。
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- 座談会で経験者からお話を聞くことが不安解消には効果的と感じたため。また、座談会でお話しいただく内容とその構成もよかった。
- 育休からの復職時のタイミングで両立のポイントやキャリアデザインの意識づけを知る事ができてとても良かった。
- 最後の講義部分の内容がとても分かりやすく、まさにその通りと納得感があった。講師の方の伝え方もとてもフラットで、どんな状況の方でも受け止めやすい表現や発信をされていて、気持ちよく受講することができた。
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<復帰にあたっての不安について>
アンケートに回答いただいた8割以上の方が、職場復帰にあたって、時間的制約、子どものケア、職場環境の変化について不安に感じていると回答しています。
設問:職場復帰にあたって不安に感じることはありますか?(回答数53)
フリーコメントからは、さまざまな両立不安が読み取れました。
▽フリーコメント抜粋
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- 仕事でこれまでと同じパフォーマンスを発揮できず周囲に迷惑をかけてしまうのではないかと不安。
- こどもの成長に伴って変わる時間制約の中で現在のキャリアでいいのか不安。
- 子どももはじめての保育園で不安になっている中、きちんとケアできるか心配。
- 産休前の業務環境とは異なり、自分のスキルも学び直しが必要。
- 睡眠不足で仕事に支障が出ることもあるのではないか不安。
- 家庭も仕事もフルパワーで充実させたいと考えているものの、どっちつかずの状態になりそうで自分自身の気持ちが耐えられなくなったりしないかが不安。
- 家庭と両立させながらキャリアアップを図るためにはパートナーとの協力が不可欠だが、まだ具体的にどうなるかが見えていないので不安。
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<復職にあたって会社・上司に期待すること>
柔軟な働き方(在宅勤務、業務量のコントロール)と、育児両立に対する理解を求める声、コミュニケーションに関する声が多くみられました。
コミュニケーションについては、自ら上司にはたらきかけていきたい、一緒にキャリア・よりよい働き方について考えていきたい、という前向きな声もある一方で、会社・上司からもっと情報発信を増やしてほしいという要望の声が多くありました。
▽フリーコメント抜粋
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- 勤務形態の柔軟な対応、制度化。
- 周りが残業ありきの環境だと自分だけ時間内に終えても朝にはメールがたくさん溜まっている、ということが起こるので、会社全体で業務効率化を図り、残業ありきの全体を変えていってほしい。
- 会社からもっと情報配信してほしい。
- 会社の近況連絡やこれからのキャリアに対する会社の期待内容を事前に知りたい。(育休中プログラムを通じて会社の情報共有があり助かった)
- 過剰な配慮はしないでほしい。
- 復職後も前向きにキャリアについて考えていけるようコミュニケーションの場などあると嬉しい。
- 気軽に相談できる存在でいてほしい。
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■先輩パパ・ママへの質問に対する回答
Q. 復職後、子が病気で保育園を休む際など、在宅勤務と育児がバッティングする場面があると思います。部屋の使い方での工夫されていることを教えてください。
A. (先輩パパより)育児の部屋と仕事の部屋は完全に分断しています。仕事の種類によると思いますが、育児しながらの仕事は非常に効率が悪くミスも発生してしまうので、なるべく育児と仕事を切り離せるよう、夫婦で交代しながら、時にはどちらかがカフェに出向いたり、ベビーシッターを活用したりしながら対応しています。
Q. 保育園ではどうしても病気をもらいがちと聞きますが、復職した年は有給をどれくらい消化しましたか?
A. (先輩パパより)復帰した月齢半年の頃から現在の1歳の約半年間で、有給は終日で月2〜3日ほど取っていました。通院のための遅刻や早退もそこそこ発生しています。調整が難しいところですが、週に1回は休んでも仕事が回るような早めの対応や上司、お客さんへの各方面への根回しをして、休みながらもなんとか対応しています。
Q. 子どもの食事にすごく時間がかかってしまうのですが、何か工夫されていることはありますか。
A. (先輩ママより)我が家も今はとても時間がかかっていて悩んでいるところです。手が止まっているときは、こちらから食事を口に運んで食べさせています。時間がかけられる夕食や休日は本人の気が済むまで付き合っていますが、平日の朝は時間になったら途中でも切り上げています。保育園の先生からは、気分次第で食べるときと食べないときがあり、今の食事量が少なくても体の成長にはあまり関係ないとの話を聞きました。体の成長を考えると食べさせたいと思ってしまいますが、食べたいときにしっかり食べていればよしとし、あまり気にしすぎないようにしています。
■おわりに
講義内でも触れた「キャリアと育児の両立支援プログラム」内で受講可能なおすすめのオンライン講座を紹介します。いずれも「まなぶ」の「キャリアと育児の両立レベルアップ」コースからお申込み可能で、20分~30分程度(ワークを除く)で受講できますので、ぜひご活用ください!
そのほかwiwiwで受講いただける講座については、こちらをご覧ください。
※ご所属の企業により、提供しているコースが異なる場合があります。
【企業担当者様へ】
wiwiwは今後も、女性活躍推進、働き方改革に取り組む皆さまのお役に立てるよう、各種サービスを開発・提供してまいります。本プログラムにご興味をもたれたご担当者様は、どうぞお気軽に弊社窓口までお問合せください。