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【セミナーレポート】2024年2月15日開催wiwiwL!VE「職場復帰セミナー~自分らしい両立生活に向けて可能性をひろげよう~」


 

2024年2月15日、「wiwiwキャリアと育児の両立支援プログラム」内のサービスであるwiwiwL!VE(オンラインセミナー)にて、wiwiwの一大イベントである「職場復帰セミナー」を開催しました。育休者176名、人事担当者などオブザーブ39名と、多くの皆様にお申込みいただき、ありがとうございました。

 

セミナー実施後の講義・座談会に関するアンケートでは、94%以上の方に非常に役に立った、役に立ったと回答いただきました。

ご回答いただいたみなさま、ありがとうございます。

 

 

本blogでは参加者様の感想や職場復帰セミナーの様子をご紹介します。

 

目次:

◦ セミナー参加者の声(一部抜粋)

◦ 復帰にあたっての不安について

◦ 復帰にあたって会社・上司に期待すること

 

■職場復帰セミナー概要

<講師&コーディネータ>

縣 亜沙子(株式会社wiwiw DEI推進コンサルタント)

 

<パネリスト>

大嶺 早紀子 氏  (長島・大野・常松法律事務所)

萩野 憲太郎 氏  (株式会社ネットラーニングホールディングス)

 

【第1部:講義】復帰前の準備について

育休前に比べて、復職後で大きく変わる環境(時間の使い方、周囲とのかかわり、働き方)に対応するため、準備しておくべきことがたくさんあります。講義では、長期間の両立生活をすすめるうえで、まずは自分の考えを知り、自分を大切にすることの重要性を確認しました。時間の使い方では家事の省略化・効率化(外注化)を、周囲とのかかわりでは夫婦のパートナーシップ、職場での上司とのコミュニケーションについて、働き方では、両立体制の作り方、キャリアを長期視点で考える大切さ、キャリアと育児の両立ポイントを講師からお伝えしました。

 

【第2部:座談会】

2023年に職場復帰をされて仕事と育児を両立している2名のパネリスト(3児のママ、育休を1ヵ月半取得した1児のパパ)をお迎えし、1日のスケジュール、家事育児分担、家庭・職場でのコミュニケーション、両立に向けたマインドセット、復職前にやっておいた方がいいことなど、幅広いトピックでお話しいただきました。

先輩ママからは、第一子から第三子までの育休で長期のブランクを生じたことから、復職後、ご自身はフルタイムで勤務し、パートナーには時短勤務をしてもらうよう働きかけをしたとお話がありました。また、先輩パパには、育休取得前後の働き方、家事・育児へのかかわり方の変化や、育休取得時に実施した内容、取得してよかったことなども深堀をしました。

 

【第3部:交流会】

グループごとに下記6つのテーマを参考に、育休者の皆様同士で自由にディスカッションをしてもらいました。

  • 2人以上の子の育児と両立
  • パートナーとの役割分担
  • 子のケア
  • 復帰後のキャリア
  • 職場での工夫・コミュニケーション
  • 働き方(短時間/フルタイム)

お互いに情報交換をすることで第1・2部とは違った新たな気づきがあったかと思います。他社の育休中の皆様とお話できる貴重な機会となりました。

 

■開催後のアンケートより

 

<セミナー参加者様の声(一部抜粋)>

参加者の皆様から、多くの役に立った!という声をいただきました。いただいた感想を一部ご紹介します。

 

  • 講義では、自分のキャリアプランを中長期的に考えて、パートナーに共有することの大切さに気付かされた。

座談会では、具体的な日々のスケジュールや家事の工夫が聞けて参考になった。

  • 復職前に対応できること(シッターサポートや有事の対応について分担等)が具体的にイメージでき、復職までに準備しようと具体的に考えられた。
  • 悩みながら両立に立ち向かっているのが、自分だけではないと励まされた
  • 座談会でお話されていた方の、現在の家事分担・生活リズムに落ち着くまでのリアルな話が聞けたのは参考になり、良かった。
  • 聞くだけのセミナーだったので途中授乳もでき参加できてよかった。リアルな事例や情報が多く2人目の育休中ですが1人目から参加したかった

 

また、人事担当者様からも、主に以下の点でご好評をいただきました。

 

  • 座談会登壇者のご説明が具体的でとても良かった。特に、QAのご回答については、育休中の方にとって、非常に参考になるとともに、安心して復職の日を迎えられるような内容だったと感じた。
  • 講師が受講者と近く、お話される内容が実体験もあり、受講者に伝わりやすかったと思う。またパネラーのお二人もそれぞれ異なった立場で両立事例をご紹介いただき、参考になった。

 

<復帰にあたっての不安について>

アンケートに回答いただいた8割以上の方が、職場復帰にあたって、時間的制約、子どものケア、職場環境の変化、体力・健康管理について不安に感じていると回答しています。

 

設問:職場復帰にあたって不安に感じることはありますか?(回答数73)

 

フリーコメントからは、さまざまな両立不安が読み取れました。

 

▽フリーコメント抜粋

  • 実際に復職してみないとわからないので漠然と不安が多く感じている。
  • 平日は夫の勤務時間が長いため、現在ほぼワンオペ状態。夫の勤務形態を見直してもらい、保育園の送り迎えの分担をしないと、自身の仕事が難しい。
  • 近くに頼れる親族もおらず、やってみないとわからないことが多いので不安しかない。
  • 時短勤務での復帰予定のため、限られた時間内に業務を遂行できるかが不安
  • 復職面談の上司の態度が言いたいことが言える雰囲気ではなかったので、不安しかない

 

<復職にあたって会社・上司に期待すること>

昨年に続き、柔軟な働き方(在宅勤務、時短勤務、業務量のコントロール)と、育児両立に対する理解を求める声、コミュニケーションに関する声が多くみられました。

育児両立に対する理解についてでは、“職場の上司、周囲の理解や協力、適切な配慮”を求める声が多く、両立支援制度や働きやすい環境が整う会社が増えてきている中で、

制度だけではなく、気兼ねなく制度を利用できる風土醸成が求められていると感じました。

また、コミュニケーションについては家庭環境もさまざまであるため、ゆっくり対話する時間を持ち、時間ではなくパフォーマンスに対する正当な評価をしてもらいたいという声もありました。

 

▽フリーコメント抜粋

  • 育児や育休取得の経験がある人材を増やすことで、復帰後の働き方に理解がある雰囲気を醸成してほしい。
  • 両立の仕方、考え方は各家庭それぞれなので、時短の利用など理解を示してほしい。
  • 復帰してからの定期的な面談でじっくり話をする時間をとってほしい。
  • 男性の長期育児休暇はまだまだ珍しいことだとは思うが、それがキャリアにマイナスに作用するのではなく、プラスに作用するような枠組み、キャリアプランなどを考えてもらいたい。
  • 評価基準を明確にし、下手な忖度なしに自分の業績を評価してほしい。また、コミュニケーションが後回しにされがちなのできちんと取って欲しい。

 

■先輩パパ・ママへの質問に対する回答

Q. 休日に作り置きなどされていますか?

A.していないです。私は日持ちするようにするとか、あるから食べなきゃいけないというような義務感に追い詰められてしまうところがあるので。向いている方もいらっしゃると思いますが、我が家には向いていないのかなと思いました。ホットクック(自動調理鍋)とウォーターオーブンのヘルシオで対応できるものだけ作ると割り切って、都度調理しています。

 

Q. タイムスケジュール通りにいかないとき(子どものぐずりや言うことを聞かないとき)ものすごくストレスを感じてしまいます。時には怒鳴ってしまいます。このような時の乗り切り方やリフレッシュ方法はありますか?

A.本当にわかります。私もつい声を荒げることは日常茶飯事です。本当に煮詰まってどうにもならないときは、もし夫がいれば、別室に行って落ち着くための時間をもらうだとか、休みの日であれば、夫に2時間だけ時間をもらって近所のカフェでひとり気分転換をして、時々ガス抜きをしています。ただ、夜のぐずりがどうしようもないときは無理にスケジュールどおりの時間に合わせようとせず、寝る時間が遅くなってもいいとぐずりに付き合うのも一つなのかなと思っています。

 

Q. 日々の食事の献立で工夫されていることがあれば教えていただきたいです。

A.ワンパターンを恐れずにやっています。特に平日は、ごはんと具沢山のお味噌汁は絶対と決めていて、プラスおかずを用意すればいいようにしています。お味噌汁は翌朝の朝食でも食べられるよう多めに用意して、おかずは1週間の中でお肉とお魚の両方がとれるように、ざっくりメインを決めて、ホットクックとヘルシオが対応できる調理をしています。平日は買い物に行かなくて済むように、生協に2つ加入して宅配を活用しています。生鮮食品は1週間まとめて買うのが難しいので、ちょうど月曜と木曜に届くものを利用して、1週間分のお肉とお魚、お野菜を注文しています。

 

■おわりに

講義内でも触れた「キャリアと育児の両立支援プログラム」内で受講可能なおすすめのオンライン講座を紹介します。いずれも「まなぶ」の「キャリアと育児の両立レベルアップ」コースからお申込み可能で、20分~30分程度(ワークを除く)で受講できますので、ぜひご活用ください!

 

 

そのほかwiwiwで受講いただける講座については、こちらをご覧ください。

※ご所属の企業により、提供しているコースが異なる場合があります。

 

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