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2023年度のDEI施策を人気講座で振り返る【eラーニング受講数ランキング】


2023年度も、wiwiw(ウィウィ)では多岐にわたるご相談をいただき、多くの企業・団体のD&I推進, DEI推進のお取り組みを支援させていただきました。この記事では、wiwiwのオンライン講座(eラーニング)の人気ランキングを通じて、2023年度の企業動向の一端をご紹介します。

 

2023年度は、eラーニングの「研修実施の手間が少なく、大規模に展開できる」、「受講者のスケジュールに合わせて受講できる」といった特徴を活かし、「社内に広く共通認識を作る」講座や、多忙な管理職に向けた講座が人気を集めました。そうした人気講座の傾向から、企業・団体の関心や、取り組みのフェーズの変化などの特徴を抽出し、5つのトピックにまとめました。

 

ご存知の方も多いように、2024年5月24日には、仕事と育児や介護の両立を支援する改正育児・介護休業法が可決されました。2025年4月以降の施行に向けて、2024年度も、育児・介護の両立支援を含むDEI推進の取り組みが加速していくでしょう。wiwiwでは、そうした企業・団体の課題に寄り添い、「伴走者」として支援させていただくため、今年度もみなさまのお役に立てるサービスの開発・提供を続けてまいります。DEI推進にお取り組みの際は、ぜひお気軽にご相談ください

 

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【2023年度版 wiwiwオンライン講座人気ランキング】

wiwiwが提供するオンライン講座の一覧は こちら

1. 男性の育児休業取得を推進するマネジメントの秘訣
2. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>職場におけるアンコンシャス・バイアス
3. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>職場で取り組む!心理的安全性
4. 職場で取り組む!男性の育児休業(3) 育休から復帰した場合
5. 職場で取り組む!男性の育児休業(2) 育休中の過ごし方
6. 職場で取り組む!男性の育児休業(1) これから育休を取得する場合 ※「法改正ポイントつき」との合算
7. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ・マネジメント(女性活躍編)
8. ドラマで学ぶ!仕事と育児を両立する部下のマネジメント講座
9. 仕事と介護を両立させる秘訣
10. ドラマで学ぶ!仕事と介護の両立講座
11. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ(基礎編)
12. ドラマで学ぶ!仕事と育児の両立講座
13. ドラマで学ぶ!仕事と介護を両立する部下のマネジメント講座
14. 仕事と介護の両立を支援するマネジメントの秘訣
15. キャリアデザインのための育児両立講座(3) 職場復帰後に見直そう
次点. キャリアデザインのための育児両立講座(1) 産休前にはじめよう
次点. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ・マネジメント(管理職編)

※集計期間:2023年4月1日~2024年3月31日
※対象:受講申込のあったID数
(LMSやイントラネット向け等、ID受講以外の提供分は集計対象外:記事末部の別表を参照)
※太字は2023年度リリースの新講座

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Topic 1. 男性育休の課題は、「取得推進」から「運用~マネジメント」へ

 

上位6講座のうち4講座が「男性の育休取得」に関する講座となったように、多くの企業が男性育休に継続的に取り組んでいます。

 

選ばれている講座の内容にも、変化がありました。

2022年は、法改正の対応も背景に、これからの育休取得を推進する際のポイントを伝える「職場で取り組む!男性の育児休業(1) これから育休を取得する場合」が1位となりましたが、2023年には6位となり、代わりに管理職向けに男性育休取得を推進するマネジメントのポイントを伝える講座が1位となりました。2023年リリースの新講座が年間1位になったことからも、企業の関心の高さを感じます。

また、「育休前」だけでなく「育休中」~「職場復帰後」の講座も多く受講されるようになったことからは、企業での取り組みのフェーズが進んでいることが見て取れます。

 

先日可決された法改正案では、取得率の公表義務が従業員300人超の企業にまで拡大されることなどが盛り込まれています。男性育休に関する内外の注目度は今後も高いことが予想され、企業でも継続的な取り組みが検討されていくでしょう。

 

wiwiwでは、こうしたeラーニングの他にも、企業オリジナルの研修の提供や、制度周知などに活用できる「仕事と育児の両立支援 男性従業員向けハンドブック」のセミオーダー制作など、さまざまな形で企業の取り組みを支援しています。

 

男性の育児休業取得を推進するマネジメントの秘訣  職場で取り組む!男性の育児休業(1) これから育休を取得する場合

 

 

Topic 2. アンコンシャス・バイアスや心理的安全性など、インクルージョンやエクイティの実現に向けた取り組みが進む

 

D&I推進、DEI推進に取り組む担当者の方からお話を伺うと、「ダイバーシティ」の推進で一定の進展を得られた企業・団体の方々が、次なるフェーズとして「インクルージョン」や「エクイティ」に取り組む例が増加していることを実感します。

アンコンシャス・バイアスや心理的安全性について学び、共通認識を築くことは、インクルージョンやエクイティの実現、ひいてはイノベーションの実現のために有効です。

 

ダイバーシティの取り組みを進めるにあたり、「アンコンシャス・バイアス」は避けられないテーマです。

2023年度は、身近なアンコンシャス・バイアスの影響についてコンパクトに学べる人気講座<ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>職場におけるアンコンシャス・バイアス」が2位になり、2022年から連続での上位ランクインとなりました。2024年2月の改訂で今後に向けた「行動宣言」のワークが追加されるなど、より活用しやすくなりましたので、ご導入をご検討の方はぜひサンプル受講でご確認ください。

 

また、続く3位には、2023年度にリリースされた新講座<ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>職場で取り組む!心理的安全性」がランクイン! イラストアニメーションによるケーススタディや「心理的安全性への貢献度」セルフチェックなど、心理的安全性を自分事にし、全社の共通認識を築くための仕掛けをふんだんに盛り込んだ自信作です。心理的安全性に取り組みたいとお考えの企業はもちろん、アンコンシャス・バイアス研修のネクストステップとしてもご活用いただいています。

 

<ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>職場におけるアンコンシャス・バイアス

 

 

Topic 3. 女性活躍に向けた取り組みは加速を続けており、特に管理職向けマネジメント研修が人気

 

女性活躍推進の課題は、「育児との両立支援」と、管理職登用を視野に入れた「育成・活躍支援」に大きく分けられます。どちらに重点をおいて取り組むにしても、現場の管理職がキーパーソンとなるでしょう。

 

7位にランクインした「<ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ・マネジメント(女性活躍編)」は、女性部下の力を引き出すマネジメントの実践的・具体的ポイントを幅広くカバーした人気講座で、2021年12月のリリース以降、多くの企業担当者様や有識者の方からも高く評価されています。

 

「男女の賃金の差異」の公表義務化や、ESG投資など投資家の関心も後押しとなり、女性活躍に取り組む企業の意欲はますます高まっています。

wiwiwは、こうしたeラーニングや、本人向けの研修プログラムを提供するだけでなく、課題抽出からアクション実行までのコンサルティング支援を行っています。

 

 

 

Topic 4. 大介護時代は目前!介護との両立支援はもはや「備え」ではなく「喫緊の課題」に

 

みなさまの企業では、介護との両立支援に関する取り組みは進んでらっしゃいますか。
来年2025年には団塊世代が75歳以上となり、いわゆる「大介護時代」は目前に迫っています。
そうしたことも背景に、近年、介護の両立支援に取り組む企業・団体の温度感にも、変化が起きています。

 

たとえば、これまで介護との両立支援を「備えあれば憂いなし」といったスタンスで捉えていた企業が、実際に従業員の介護離職に直面したことをきっかけに、「備え」レベルから「重要課題」に優先度を上げて取り組みはじめるといった例が増えています。
思い返せば、こうした兆候は2022年にも既に現れ始めており、これから大介護時代が本格化するにつれて、急激に加速していくことが懸念されます。

 

介護に直面する可能性が最も高い団塊ジュニア世代は、管理職など企業の中枢を担っていることも多い世代です。予期せぬ離職や介護疲労に伴うパフォーマンス低下など、介護による負の影響は組織の業績にも及んでしまう可能性があり、企業にとって大きなリスクになっています。

 

2025年4月以降に順次施行される法改正案では、「介護が必要となった社員に対する個別の周知と意向確認」や「40歳となったすべての従業員に、介護休業等の制度を周知すること」などが企業に義務付けられるなど、介護についても大きな動きがありました。

こうしたことからも、仕事と介護の両立支援は、いまや企業にとって避けては通れない喫緊の課題であるといえるでしょう。

 

2023年度のランキングでは、講義やドラマ映像を通して従業員向けに介護との両立のポイントを伝える講座が人気を集めた他、2023年にリリースされた新講座など管理職向けの講座も広く活用されています。

 

 

 

Topic 5. DEI推進の取り組みが進むにつれ、社内の理解浸透がますます重要に

 

企業の取り組みが、「エクイティ」や「インクルージョン」の推進フェーズに進むにつれて、企業で働く従業員一人ひとりにも、取り組みへの高い理解度が求められるようになっています。

たとえば女性管理職育成の取り組みなどについて、多くの企業から、一部従業員の理解不足や反発に関するご相談をいただきました。同様の経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

ID受講で11位、コンテンツ提供では3位(下表参照)にランクインした「<ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ(基礎編)」は、まさに「全従業員に、ダイバーシティに取り組む意義を理解してもらう」ための講座として開発され、多くの企業・団体様で導入実績がある人気講座です。

さらに2024年初夏には、エクイティやインクルージョンへの理解促進の内容を追加するなど、大幅な改訂を実施予定です。パワーアップした本講座がみなさまの課題解決のお役に立てるよう、鋭意開発を進めておりますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

(改訂内容についてご興味をお持ちの方は、HPもしくは担当コンサルタントまでご相談ください)

 

<ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ(基礎編) <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ・マネジメント(管理職編)

 

 

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ここまで、オンライン講座の受講ID数を通して、2023年度の動向を振り返ってきました。
みなさまの実感と比べて、いかがでしたか。お取り組みの参考になりましたら幸いです。

 

wiwiwのオンライン講座は、ID数によりボリューム・ディスカウントがございます。大規模での受講をご検討の際も、どうぞお気軽にご相談ください。

また、ID受講だけでなく、LMSやイントラネット用のコンテンツ提供など、さまざまな提供方法に対応しています(参考:下表)。研修や動画配信についても柔軟に対応いたしますので、取り組みたい課題やご状況について、ぜひお気軽にご相談ください

 

wiwiwはこれからも、D&I推進、DEI推進に取り組む企業・団体様の課題に向き合いながら、さまざまなサービスを開発・提供して参ります。

 

 

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※番外編: 2023年版 wiwiwオンライン講座人気ランキング(コンテンツ提供)

1. 【介護に備えて】動画シリーズ ※シリーズ合算
2. 職場で取り組む!男性の育児休業(1) これから育休を取得する場合 ※法改正ポイントつきと合算
同率3. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ(基礎編)
同率3. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ・マネジメント(管理職編)
同率5. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>職場におけるアンコンシャス・バイアス ※行動宣言版と合算
同率5. 職場で取り組む!男性の育児休業(2) 育休中の過ごし方
同率5. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>実践!ダイバーシティ・マネジメント(女性活躍編)
8. ドラマで学ぶ!仕事と育児を両立する部下のマネジメント講座
同率9. 仕事と介護を両立させる秘訣
同率9. ドラマで学ぶ!仕事と介護を両立する部下のマネジメント講座
同率9. 職場で取り組む!男性の育児休業(3) 育休から復帰した場合
同率9. 不妊治療と仕事の両立
同率9. キャリアデザインのための育児両立講座(3) 職場復帰後に見直そう
同率14. キャリアデザインのための育児両立講座(2) 休業中に取り組もう
同率14. キャリアデザインのための育児両立講座(1) 産休前にはじめよう
同率14. <ダイバーシティ&働き方改革シリーズ>職場で取り組む!心理的安全性
同率14. 男性の育児休業取得を支援するマネジメントの秘訣
同率14. ドラマで学ぶ!仕事と育児の両立講座
同率14. ドラマで学ぶ!仕事と介護の両立講座

※集計期間:2023年4月1日~2024年3月31日
※対象:LMSやイントラネット向けに、講座のコンテンツデータを提供した講座(買い取り、ライセンス契約を問わず)
※青字の項目は、単体の講座として提供していない動画コンテンツです。ご興味がおありの際はお問合せください。
※太字は2023年度リリースの新講座

 

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